つや姫マイスター日記

2020.05.07

5月1日(金) コメづくりスタート!きめ細かな管理で元気な苗づくり!

鶴岡市にある水田農業研究所では、収量・品質・食味のバランスがよい「つや姫」「雪若丸」を栽培するための技術や新しい品種開発の研究をしています。

今年も田んぼに移植する「苗づくり」がスタートしました。昔から「苗半作(なえはんさく)」と言われるように、「苗づくり」はコメづくりの重要なポイントです。まず、「つや姫」「雪若丸」のタネを3月末から10日間水に浸します。次にそのタネを3032℃のお湯に20時間浸すことでタネから1mmほどの芽が出ます。発芽したタネを、土を入れた苗箱にまき、丁寧に土をかけ、ビニールハウス内にきれいに並べます。ここから5月中旬まで、きめ細かにビニールハウス内の温度を管理することで丈夫な苗が育ちます。今年は4月中下旬に雨の日が多く気温が低くなり管理が難しかったのですが、現在「つや姫」「雪若丸」の苗は元気に育っています。

当研究所は今年で創立100周年を迎えます。今後も「つや姫」「雪若丸」をはじめとした山形県産米の生産技術や新しい品種の開発に取り組んでいきます。

【水田農業研究所】

播種機

苗の様子