つや姫マイスター日記

つや姫の生育状況や田んぼでの作業の様子、実際作付けしている生産現場から生産者の生の声をレポートしていきます。

2024.04.18

4月15日(月) 作土の深さを確認しながら丁寧に耕起作業を進めています。

 農業総合研究センター水田農業研究所(鶴岡市)では、桜の花が咲くなか耕起作業がスタートしました。

 昨年夏の記録的な高温少雨の影響で、県産米の一等米比率は大きく低下し、「つや姫」はデビュー以来初めて一等米比率が90%を下回る結果となりました。耕す時の深さが浅いと稲の根は高温や乾燥の影響を受けやすくなります。最後までしっかり登熟できる稲となるためには、15cm以上深く耕して根を深く張れるようにすることが大事なポイントです。作業にあたる職員は、勘に頼らず、始めに耕した深さを確認し丁寧に作業を進めています。

 当研究所では、気象変動に強い米づくりの基礎となる技術開発に取り組んできました。これからも基本技術を大切にしながら、現場の役に立つ栽培技術の開発に力を入れていきます。

【水田農業研究所】

桜の咲くなか耕起作業スタート

桜の咲くなか耕起作業スタート

作土深確認の様子

作土深確認の様子