つや姫の生育状況や田んぼでの作業の様子、実際作付けしている生産現場から生産者の生の声をレポートしていきます。
2026.05.13
鶴岡市のつや姫マイスターの松浦尚宏さんは、本年度から「庄内地域つや姫マイスターの会」の会長を務めています。「大役ではあるが喜びもひとしおで、会の活動により一層励んで行きたい」と決意を新たに、令和8年産「つや姫」の田植えに臨んでいます。
この日は暖かく、風のない絶好の田植え日和!育苗期間中に高温が続いたため苗の管理には苦労したそうで、「近年は苗の生育が進んで田植えの適期を逃しやすくなっているが、適期を見極めている。種播きも対応が必要になっていて、まわりの生産者も種播き時期を遅らせるなどの工夫をしている」とのことでした。
松浦マイスターは、日頃から衛星リモートセンシング等を活用した生育管理技術「やまがた米づくりナビ」を駆使して、デジタル情報とこれまでの経験を組み合わせた管理を実施しています。周囲の農家にも気配りが行き届いており、「JAからも常にやま米ナビの情報が届いているので、今年も適期適作業に活用していく」と先を見据えていました。
「丁寧な作業を1つ1つ積み重ねて、最高の「つや姫」を届けたい」と語る松浦マイスター。「つや姫」を栽培する充実感を感じながら、今日も田植機を乗りこなし、丹精込めて米づくりに取り組みます。
【庄内農業技術普及課】
田植えをする松浦マイスター
奥には大泉カントリーエレベーターがそびえ立つ
2026.04.28
河北町のつや姫マイスター奧山喜幸さんの育苗ハウスで、「つや姫」の苗の生育状況を確認する育苗巡回を行いました。奥山マイスターの育苗ハウスでは、「つや姫」の生育が均一に揃った苗約2,000枚が一面に広がり、まさに圧巻の光景です。
水稲の育苗は、苗の出来が最終的な収量や品質を左右すると言われるほど大切な栽培管理です。奥山マイスターはこの「苗半作」を念頭に、細やかな温度管理と水管理に取り組み、今年も立派な苗に仕上げました。育苗巡回では、関係機関の皆さんと苗丈や葉齢などを入念に調べながら、今年の苗の出来映えを確認していました。
奥山マイスターは「今年の育苗期間は、気温の変化が激しい日が多く、温度管理が一苦労だったが、今日まで順調に苗が育っている。今後も気温の高い日が続く見込みなので、ハウス内の温度を低めに維持して、最高の苗を作り、最高の状態で田植えをスタートしたい」と、美味しい「つや姫」づくりの意気込みを語ってくれました。
奥山マイスターの「つや姫」の出来秋が今から楽しみです!
【西村山農業技術普及課】
「つや姫」の育苗状況を確認する奥山マイスター(手前)
育苗状況を説明する奥山マイスター
2026.04.21
いよいよ令和8年の米づくりがスタートしました。
飯豊町のつや姫マイスター鈴木寛幸さんの作業場では種まき作業が始まっています。
鈴木マイスターは、「やまがた温暖化対応米づくり日本一運動食味コンクール」のつや姫の部において県知事賞(最優秀賞)を令和6年、令和7年の2年連続で受賞されました。おいしい「つや姫」を作るスペシャリストであり、地域の「つや姫」栽培をリードする生産者でもあります。今年も最優秀賞を目指して作業に取り掛かっています。
種まきの作業は専用の機械を使って4~5名で行います。作業場には作業の指示を出す鈴木マイスターの声が終始響いていました。種まきされた育苗箱は、ビニールハウスの中で管理します。約7kgの育苗箱2,800枚を手作業で1枚ずつ綺麗に並べる作業はかなりの重労働です。芽が出揃うまでの期間は、温度等を調節するためシートで覆って管理します。鈴木マイスターは作業後の風景を眺めながら、「最近は春から暑い年が多いので苗が伸びすぎないように注意したい。基本に忠実に、高温に対応した準備をしっかりと行っていく。」と力強く語ってくれました。
県内各地で「つや姫」の苗づくりが始まっています。気温や日射、風向きなど日々変化する環境に応じてハウス内の温度を細やかに管理し、丈夫な「つや姫」の苗を育て、5月に田植えを行います。
今年も皆様へおいしい「つや姫」をお届けします。楽しみにお待ちください!
【西置賜農業技術普及課】
種まきをする機械の調整を行う鈴木マイスター
育苗箱にシートを被せる様子