2025.07.22
水田農業研究所内の「つや姫」、「雪若丸」の田んぼアートが見頃を迎えた7月下旬、今年も交配作業が始まりました。
交配とは、異なる品種をかけ合わせて、新しい品種を生み出すための方法です。水田農業研究所では、「つや姫」の炊きあがりの美しさや上品な甘さ、「雪若丸」のしっかりした粒感と食べごたえなど、“美味しさ”にこだわりを持ち、品種を開発してきました。
近年では夏の暑さが厳しくなっていることから、山形よりも温暖な地域で育てられている品種を親に選び、今後さらに暑くなっても品質低下しにくいお米を目指した品種開発にも力を入れています。こうして、将来の気候にも対応できるような“山形にぴったりのお米”を作ろうとしています。
これからも生産者の皆さん、消費者の皆さんに愛される品種を開発できるよう取り組んでいきます。
【水田農業研究所】
交配作業の様子
田んぼアートの様子(左:「雪若丸」、右:「つや姫」)