つや姫マイスター日記

2024.05.14

5月14日(火) マイスターの田んぼでいよいよ田植え開始!

 鶴岡市のつや姫マイスターの加藤健市さんは、5月11日から「つや姫」の田植えをスタートしました。平成19年に「『山形97号』展示圃」を担当して以来、「つや姫」18回目の田植えです。「山形97号」は「つや姫」と品種名が付く前の番号名であり、試験栽培をしている頃から「つや姫」を栽培されています。

 4月14日に播種作業を開始した加藤マイスター。苗を育てるハウスが適温になるようこまめに温度管理を行って、健康な苗を育てるために力を入れてきました。播種後の高温や低温を乗り越え、きれいに揃った苗を見て、「今年は暑かったり急に寒くなったりで管理が難しかった。苗を育てる期間全体としては気温が平年より暑い日が続いたから苗の生育が早かった。苗の生育に合わせて移植を前倒した。」と、ほっと息をつきながらおっしゃっていました。加藤マイスターは大規模農家であることから、作業を前倒しするには多大な労力が必要になります。それでも「つや姫」の生育を思って、最適となるように作業計画を調整して実施しています。

 令和5年夏の高温の影響で品質低下が見られました。今年は、品質を復活するために例年以上に品質・食味・収量の3拍子揃った「つや姫」を目指しています。県で作成した「『高温少雨対策マニュアル』を参考に技術を再確認し、天候に合わせた圃場管理を行ってリベンジする!」と意気込みを語ってくれました。

【庄内農業技術普及課】

田植え機に苗をセットする加藤マイスター

田植え機に苗をセットする加藤マイスター

鳥海山をバックに田植えを行います

鳥海山をバックに田植えを行います