つや姫マイスター日記

2023.11.17

11月9日(木) 今年の「つや姫」栽培を振り返って

 山形県のほぼ中央に位置する山辺町で「つや姫」を生産している、つや姫マイスターの伊藤洋助さん。今年の収穫・乾燥調製作業を終え、「つや姫」栽培について振り返っていただきました。

 伊藤マイスターは、30haを超える広大な田んぼを管理しています。平野部だけでなく、中山間地域にも圃場があり、中には区画整備のされていないところもあります。水管理には、人一倍の注意を払っており、どんな田んぼでもきめ細やかに管理しています。

 本年は、8月から9月にかけて記録的な猛暑となりました。伊藤マイスターは「例年以上に時間をかけて圃場をまわり、土壌条件や水稲の生育に合わせた水管理を行った。」と話していました。しかし、それでも猛暑の影響は大きく、水のかかりが甘く、生育に満足のいかなかった圃場もあったそうです。伊藤マイスターは、「水管理の重要性を改めて認識した。」と語り、来年の栽培に向けて「水管理の計画を見直した上で、圃場ごとに丁寧に管理を行いたい。」と意気込んでいました。

 取材時は、「つや姫」の圃場で土づくりのためケイ酸資材の散布を行っていた伊藤マイスター。来年度に向けた準備は、すでに始まっています!

【村山農業技術普及課】

玄米の品質を確認する伊藤マイスター

玄米の品質を確認する伊藤マイスター

ケイ酸資材の散布を終えた伊藤マイスター

ケイ酸資材の散布を終えた伊藤マイスター