2023.05.25
太陽が光差し、穏やかな風が吹く5月10日、酒田市坂野辺新田のつや姫マイスター佐藤勝さんは、田植え作業をスタートしました。手塩にかけて育てた「つや姫」の苗で、田んぼは緑色に染まって行きます。
4月、ハウスで育苗管理を行っている勝さんを訪れた際、「今年は健苗ローラーを使って、茎が太く、根張りの良い、健苗に仕上げる」と作業をされていました。佐藤マイスターは、「良い苗になれと気持ちを込めて“毎日”ローラー作業をしたことで、今年もとても充実した苗を作ることが出来た」と、語ってくれました。
5月に入り、いよいよ田植えを迎えました。非常に根張りが良く、丈夫で健康的な苗が次々と植えられていきます。佐藤マイスターも苗の出来栄えに納得の表情を浮かべています。佐藤マイスターは「栽培技術の基本がとても重要」と話しながら、苗を植えるときの“深さ”や1株あたりの“苗の本数”を入念に確認しながら田植えをしていました。田植えが終わった田んぼを見ながら「『つや姫』の栽培を何年も続けているが、毎年天候は違い、管理のやり方もそれに合わせて変える必要がある。秋には立派な穂が実り、おいしい「つや姫」として収穫できるように気を付けて管理していく。」と、意気込みを話してくれました。
【酒田農業技術普及課】