つや姫マイスター日記

2022.05.13

5月13日 食味向上を追求し、今年も美味しい「つや姫」をお届けします  河北町

 河北町のつや姫マイスター牧野聡さんは、地域きっての大規模稲作農家です。また、「つや姫」の美味しさに惚れ込み、2010年のデビュー以来、熱心に「つや姫」の食味向上を追求している生産者の一人でもあります。作付けするほ場の土壌の特性を考慮して肥料設計を組み、水田の耕起作業や、播種作業の一つ一つを丁寧に行い、最高の「つや姫」を生産するために手を抜くことはありません。「苗半作」という言葉を念頭においた苗づくりにも余念がなく、丁寧な温度管理や水管理を行い、今年も立派な苗に仕上がりました。今年は5月15日から田植えを行う予定です。

 「近年は育苗期間好天に恵まれ、苗の生育は旺盛なので、なるべくハウス内の温度が高くならないよう管理して、苗丈の伸び過ぎに注意している。田植え後の生育を良くするために、田んぼの“ワキ(※)”対策が重要。前年の稲刈り後に耕起し、稲わらの分解を早める資材を散布するなど、しっかりと対策を行うことができた。」と牧野マイスター。

 消費者の方々からの「美味しい!」という声を聴けるよう、今年も最高の「つや姫」生産に力をいれています。

 ※ワキ・・・田植え後温度が高いと、土壌中が極端な酸欠状態となり、稲の根が傷み、生育がすすまなくなること。

【西村山農業技術普及課】

苗の根張りは良好!