つや姫マイスター日記

2021.01.12

1月6日 毎年1年生の気持ちで取り組まねばの  酒田市

「12月に地吹雪(じふぶき)は珍しのー。でも、山さ雪降らねば夏の田んぼの水が心配だし、やっぱり冬は寒ぐねどダメだのー」と話す小林清さんは、庄内地域の「つや姫」栽培をけん引するマイスターの一人です。この時季は酒田市の除雪作業を行っており、連日のように午前3時から出勤しているそうです。
 去年の「つや姫」の栽培については、夏の長雨やその後の高温で稲の生育が心配だったけれど、いつも以上に田んぼに出向き管理を徹底したことに加え、穂が出てからの好天にも恵まれ、品質良好でおいしい『つや姫』ができたと安心した表情。「おいしい『つや姫』を毎年作るのは、当たり前のようで難しい。いつも1年生の気持ちで取り組まねばの」と、自身の技術におごることのない謙虚な姿勢がうかがえました。
 「今後は若い世代の活躍に期待だの」と話す小林マイスター。地域の若手農業者への御指導と、今後も変わらぬおいしさの「つや姫」の生産を、よろしくお願いいたします!

【酒田農業技術普及課】

「今後は若い世代の活躍に期待」と話す小林マイスター

酒田市の様子。今冬は例年より早く雪景色に。