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2021.03.22

私が「つや姫」にこだわる理由(わけ)/奥田政行シェフ

「つや姫」は多くのプロの料理人の方々にもお使いいただいており、全国の「つや姫」を提供する飲食店を「つや姫が食べられるお店」として登録しております。
そこで、「私が『つや姫』にこだわる理由(わけ)」をテーマに、なぜ「つや姫」を選び、使い続けるのか、というプロの方々のお声をお借りして、「つや姫」の魅力をお伝えしてまいります。

「僕は料理を通じて産地の思いを伝える翻訳者になりたい」

アル・ケッチァーノ コンチェルト
奥田政行シェフ

今回は、2020年12月に、山形市に新店舗「アル・ケッチァーノ コンチェルト」をオープンした奥田政行シェフです。奥田シェフはデビュー前から「つや姫」を応援いただき、東京のお店「ヤマガタ サン ダンデロ」でも「つや姫」を使っていただいていますが、今回新店舗でも採用された奥田シェフのお考えを伺いました。

○新店舗「アル・ケッチァーノ コンチェルト」のコンセプトは?

第一に、山形を訪れるお客様に山形県産の食材を味わっていただきたい、ということですが、第二は、山形の魅力ある「新しいスター食材」を発掘していくことなんです。料理を通してその食材の魅力をさらに磨き、「スター」食材として、東京のアンテナショップなどで県外の方々にも大いにPRしたいと考えています。
ですので、生産者の方にはここを新しい食材を紹介するチャレンジの場として使っていただきたいです。毎日集まる山形中の新しい食材を使って僕たちが新しい味を創り出し、ご紹介していきますので、お客様には、「今日お店に行くと、何があるかな?」と毎回新たな発見を楽しんでいただきたいと思っています。

○このお店で使うお米に「つや姫」を選ばれた理由は?

このお店では、イタリアンのほか、お寿司などの和食や、フレンチもお出しします。それぞれに向く食材や調理法の全てに相性が良いのが「つや姫」です。このお店では、野菜や、130種を超えるといわれる庄内浜の魚、「西の京都、東の山形」とも称される特産の漬物も含め、県内の豊かな食材を組み合わせ、たくさんのバリエーションの料理をお楽しみいただきたい。「つや姫」は、お米の粒同士が一粒一粒ほどけて、そこに組み合わせた食材の繊細な味わいを絡ませながら、バランスよい味覚として感じることができます。つまり、食材とお米、それぞれの特長を、さらに引き立て合い、味わっていただけるのが「つや姫」なのです。

奥田シェフが考案した、庄内浜の魚や山形の漬物の握り。それぞれに合うお塩とオリーブオイルでいただく、新しいお寿司のスタイルに「つや姫」がマッチします。

○このお店に込めた思いは?

僕は料理を通じて、生産者の方々の思いをたくさんのお客様に伝える翻訳者になりたいと思っています。また、人々が季節を語るときに、花や自然のことよりも、食べ物についての話題が多いのが山形県民の特徴だと思います。季節の食べ物を囲んで、人とのコミュニケーションを深める習慣や幸せ、山形のこのような食文化をさらに発信していくことで、多くの方々に楽しんでいただきながら、一次産業を応援したいと思っています。

○最後にひとこと

人は、自分の仕事に誇りをもって働き、安定した暮らしの下で日々の小さな幸せを感じることで、未来を見つめながら新しいものを生み出す力が湧いてくるんだと思います。今、世の中は大変な状況にありますが、このお店も、山形の豊かな食材を使った料理を通じて、お客様の小さな幸せを応援する場であるとともに、山形の生産者を応援するお店でありたいと思います。

お店で人気の、奥田シェフが考案された、「つや姫」×オイル×お塩にこだわった、新しいスタイルのお寿司は、ほかにはない味わいです。
ぜひ、お食事を楽しみに、そして、生産者の方々は食材のアピールの場として訪問してみてください。

「アル・ケッチァーノ コンチェルト」
〒990-0828
山形県山形市双葉町1丁目2-38
やまぎん県民ホール(山形県総合文化芸術館)雁木棟内
電話 023-616-7040