つや姫マイスター日記

2019.04.23

4月22日(月) 今年は「つや姫」デビュー10年目!今年の田んぼアートは一味違うかも!?

1つの育苗箱を細かく分け、1区画ごとに異なるイネの種を播きます。

▲1つの育苗箱を細かく分け、1区画ごとに異なるイネの種を播きます。

山形県では、デビュー10年目を迎えた「つや姫」の米づくりが本格的にスタートしました。水田農業試験場のある庄内地域では、稲の播種作業が一段落し、田植えに向けて丈夫な苗づくりが行われています。

当試験場では、稲の品種育成を行っています。まだ品種になっていない何千種類の稲について、病気に対する抵抗性、高温や低温などの気象変動に対する強さ、美味しさなどを見極めるため、田植えの時期を変えるなど様々な試験を行っています。

試験では、1つの育苗箱を細かく区切り、種類の違うイネが隣の区画に入らないように細心の注意を払いながら1粒ずつピンセットを使って播種していきます。とても根気のいる作業で、肩や腰がガチガチに固まってしまいますが、この中から、「つや姫」や「雪若丸」のようなブランド米が未来に誕生することを思うとワクワクしながら作業しています。

さて、場内には、毎年「つや姫」ロゴマークの田んぼアートを展示しています。今年は10年目を祝して、工夫を凝らした田んぼアートにする予定です。隣に展示する「雪若丸」のロゴマーク含め、見頃となる6月中旬から7月下旬頃を、是非楽しみにして下さい。

今年もつや姫マイスター日記の中で、「つや姫」「雪若丸」の生育や栽培試験に基づいた技術情報、一味違う田んぼアートをお伝えしますので、期待してください。

【水田農業試験場】